デザインアンソロジーはアジア・パシフィック地域におけるデザイン機関誌として「デザインアンソロジーアワード」を通じ、地域の優れた才能を顕彰していきます。当アワードは現在の文化や産業におけるデザインの重要性を示し、才能と可能性を広く周知する事を目的としています。NPO青山デザインフォーラムは、今年も「デザインアンソロジーアワード2023」をサポート致します。
スケジュール
2023年6月15日:アワードエントリー受付締切
2023年7月1日〜15日:応募作品の審査および審査員による最終選考
2023年9月1日:ファイナリスト発表
2023年9月15日:アワード受賞者発表
応募資格
デザイン関連の大学を卒業していること(アンバサダーは除く)
アジア、オーストラリア、ニュージーランド(アンバサダーは除く)において、デザインのプロとして働いていること
個人またはグループ
年齢不問(ただし、Emerging Talent アワードは35歳以下で自らの事務所を持っていることが条件となります。)
デザイナーであること
エントリー費用
USD 150(Design Anthology購読者)
USD 250(購読者以外)
応募対象について
オリジナルであること
アジア、オーストラリア、ニュージーランドのいずれかの国に所在する / 制作されたものであること
優れた表現力に加えて芸術的な価値を持っていること
伝統をアップデートする意味で革新的であること
Placesはアジア、オーストラリア、ニュージーランドのいずれかで、2021年7月30日から2023年5月30日の間に完成した事例であること
Productsは2021年7月30日から2023年5月30日の間に設計された製品であること、試作品でも生産中のものでも可とする
インテリアプロジェクトについては家具・什器の設置が完了しているものとする
カテゴリー:People
Architect:建築、都市計画、ランドスケープアーキテクトとして活躍されている方
Emerging Talent:建築、インテリア、プロダクトの分野においてデザインに新鮮な感覚や美意識をもたらす若手デザイナー
Interior Designer:インテリアデザインの分野で活躍している方(住宅、商業施設、その他の分野を含む)
Industrial Designer:プロダクト / インダストリアルデザインで活躍する個人
Female Designer:工業デザイナー、インテリアデザイナー、建築家として優れた功績をおさめた女性
Ambassador: アジア、オーストラリア、ニュージーランドのデザインを広く紹介し、代表する役割を担っている個人(デザイナー、作家、後援者、コレクター、教育者など)
Vanguard:デザインに対して先見性を持ち、デザインを再定義する個人
カテゴリー:Places
Adaptive Reuse:建築物の再利用と再生における、優れた作品
Commercial Spaces:オフィス、コワーキングスペースにおける、建築・インテリアデザインにおいて、優れた作品
Cultural, Art & Educational Spaces:美術館、博物館、教育施設などの文化的空間の建築・インテリアデザインおよびその実現において優れた作品
Hospitality Spaces (Dining):飲食スペースの設計と実現において優れた作品
Hospitality Spaces (Hotels):ホテルやリゾート空間の設計と実現において優れた作品
Residential Living Spaces:プライベートな居住空間の設計と実現において優れた作品
Residential Living Spaces (Compact):小規模なプライベートリビング(1,000平方フィート= 92.9平方メートル以下のサイズのみ)の設計と実現において優れた作品
Retail Spaces:店舗空間の設計と実現において優れた作品
Sustainability:持続可能性を建築物や開発に取り入れた優れた作品
Urban Redevelopment:街並みや人々の暮らしや仕事のあり方を豊かにする、最先端のデザインとその実現において優れた事例
カテゴリー:Products
Furniture:住宅・商業など様々な用途の家具デザインにおける優れた作品やコレクションを評価
Lighting:屋内または屋外照明のデザインと実現において優れた事例
Accessories:住居空間におけるアクセサリー、ホームウェア、テーブルウェアなどのデザインとその実現において優れた作品
Textiles:テキスタイル製品のデザインの優れた作品
カテゴリー:特典
すべてのカテゴリー受賞者にはデザインアンソロジーから以下の受賞特典が贈られます。
Lasvit製作によるデザインアンソロジーアワードのトロフィー贈呈
デザインアンソロジーの印刷版とデジタル版の2年間購読のプレゼント
デザインアンソロジーアワードのウェブサイトに掲載
審査について
個人の功績や業績だけでなく、デザイン分野の多様性、出身地、デザインコミュニティの構成などを考慮し、さまざまなバックグラウンドを持っている審査員で編成されています。審査員の専門分野は、建築、インテリア、プロダクトデザイン、デザインエデュケーション、デザインキュレーターなど多岐にわたります。多くの審査員はアジアやオーストラリアを拠点とされていますが、その他数名、国際的な視座をお持ちの方も参加しています。
審査の視点
審査員は独創性と意匠性の高いプロジェクトだけでなく、サステナビリティと先進的なアプローチを重視し、機能性と商業的な成功を両立させたデザインを評価します。また、クライアントの要望を満たしながら予算を合理的に用いて、デザインに対する綿密な取り組みを行っているプロジェクトが評価されます。提出された資料は、受賞に値する理由を明確に示し、受賞レベルにまで高めているかを表現するものでなければなりません。応募者は、これらの資料をもとに審査員が判断することに留意してください。
審査プロセス
審査プロセスは、可能な限り透明で公正なものとなるよう設定されています。審査員は本アワードに金銭的な利害関係を持たず、個人的な関係や利害の対立がある、あるいはあると思われる応募者を審査することはできません。エントリー作品は匿名化され、審査委員会が公平に審査を行うようデザインアンソロジーが管理します。
審査員:People
Alison Chi, tonychi studio(アメリカ)
George Yabu & Glenn Pushelberg, Yabu Pushelberg(カナダ)
Martha Thorne(アメリカ)
審査員:Places
Ivy Almario, Atelier Almario(フィリピン)
芦沢啓治(日本)
Kulapat Yantrasast, WHY(アメリカ)
Sue Carr, Carr(オーストラリア)
審査員:Products
青木昭夫、DESIGNART(日本)
Tarini Jindal Handa, Aequo(インド)
Voon Wong, Viewport Studio(イギリス)
Zsofia Ilosvai, Design Pier(香港)