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神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 コレクション展 「ゴヤ版画『気まぐれ』『戦争の惨禍』」

画像:フランシスコ・デ・ゴヤ 版画集『気まぐれ』 1 《扉絵(自画像)》1797–1798年 エッチング、
アクアチント、ドライポイント、ビュラン、紙 神奈川県立近代美術館蔵 (前期展示)

鋭い眼差しで人間を描破し、近代の画家の先駆者と称されるフランシスコ・デ・ゴヤ(1746–
1828)。彼の生涯は、隣国フランスの革命やナポレオンによるスペイン侵攻、それに対する民
衆蜂起が続く激動の歴史とともにありました。自らはスペインの宮廷画家として地位を獲得し
ながらも、病により聴覚を失い、晩年に亡命したフランス、ボルドーで82歳の生涯を閉じまし
た。
さまざまに価値や秩序が変転するなか、ゴヤが後半生に手がけたのが銅版画です。無音の世界
で到達したそのモノクローム―光と闇の世界の中には、人間に対する深い問いかけが刻み込ま
れているのではないでしょうか。本展では、ゴヤの四大版画集から『気まぐれ』と『戦争の惨
禍』それぞれ全80点を、前後期に分けてご紹介します。

特集:「1959―スペインにいった現代日本版画展」
「ゴヤ版画」と併せて、日本におけるゴヤの受容を起点に、日本とスペインの間に展開した
版画の交流の一端を辿ります。戦後の国際的な版画交流の黎明期、当館が1951年の開館以来、
ピカソやゴヤの版画展を開催する一方で、1959年にスペインで開催された「現代日本版画展」
に注目します。

村井正誠《女の顔》1956年 シルクスクリーン、紙 神奈川県立近代美術館蔵 (全期展示)

上野誠《屠場のうた》1957年 木版、紙 神奈川県立近代美術館蔵 (全期展示)

海老原喜之助《焚書》1959年 リトグラフ、紙 神奈川県立近代美術館蔵 (全期展示)

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 コレクション展 「ゴヤ版画『気まぐれ』『戦争の惨禍』」

主催:神奈川県立近代美術館
担当学芸員:朝木由香、籾山昌夫
会期:2024年8月10日(土) – 10月20日(日)※展示替えあり
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
開館時間:午前9時30分 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日を除く)
観覧料:一般250(150)円/20歳未満・学生150(100)円/65歳以上100円/高校生100円


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