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インテリアデザイン業界を率いるマレーシアの団体、マレーシアインテリアデザイナー協会(MIID)が主催するMIID REKA Awards 2020の受賞作品が発表されました。青山デザインフォーラム(ADF)は、コーポレートパートナーとして、2018年より当アワードをサポートしています。本年、ADFアワードが新設され、第1回目の受賞作品には、Essential Design Integrated Sdn Bhdのデザイナー、Wong Pei SanによるHouse 68が選ばれました。
ADFアワード受賞作品紹介
House 68は、マレーシアのセランゴール州にある3,488屬良瀉呂坊てられた、家族とゲストが落ち着いて過ごせるエンターテインメント空間です。インテリアのドアや壁面パネルは、チークやホワイトオークなどの自然の暖かい素材を基調にし、広く使用されたホワイトマーブルのフローリングとのバランスは、モダンな貸切リゾートの空間を演出しています。
エントランスホールの吊り階段は、この家の柱のひとつと言えます。吊りロッドを使用することで、視覚的な障害物を最小限に抑え、その結果演出された「軽さ」は、インテリアスペースに自然光を引き込む機能も果たしています。また、階段の踏み板の下に組み込まれた照明の光が段差を照らすことで、浮遊感がより強調されています。
メインエントランスの階段と対になっているのが、2階の主寝室へと続くらせん階段です。このらせん階段は片持ち梁と細いロッドにより構成され、らせん状に延びてゆくロッドが浮遊する柱となり、光をとりこんでいます。また、この階段を、チークの柱で構成された木材の壁が包み込み、設計の垂直性を引き立てています。
場所 マレーシア セランゴール州
完成時期 2019年
敷地面積 3,488
建物面積 1,829
延面積 2,146
設計者 Wong Pei San
設計事務所 Essential Design Integrated Sdn Bhd